ぐっちーの健旅ブログ

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歴史から学ぶ:糖尿病発症時の症状とその後

どうもグッチーです。

今回は歴史から糖尿病について学んでいきます。

 

僕は元々学生の頃は歴史や古典などに

全く興味が持てなかったのですが、

 

糖尿病について勉強するようになったり、

いろんな場所へ旅行行くようになってから

歴史を知ることの面白さがすごくわかるようになってきました。

 

 

これも成長している証というか

年齢を重ねたという証なのでしょうか?

 

皆さんは何か大人になってから

好きになったことなどはありますか?

 

よかったらコメントなどで教えてください。

 

というわけで今回の記事では

 

世界史から糖尿病についてお話ししていきます。

話のポイントは以下の3つです。

  • 糖尿病(diabetes melitus)の名前の由来
  • 糖尿病になると起きる症状とは?
  • 日本で最初に糖尿病になった人とは?

 

糖尿病の語源

早速話していきますが、

まずは糖尿病の語源についてです。

 

日本語では「糖尿病」と言いますが、

英語だと「diabetes melitus」と書きます。

 

糖尿病はどのような病気なのかは

文字を見れば想像がつきやすいと思いますが、

 

文字通り「糖が尿から出てくる」病気です。

しかし糖尿病だからといって必ずしも

糖が尿に混じるわけではありません。

 

大体血糖値が170mg/dlを超えると

尿糖として出てくると言われています。

 

一方、「diabetes melitus」の意味を調べてみると

diabetesにはギリシャ語で

「水が流れ出ること」を意味するサイフォンを表し、

 

mellitusには「密のように甘い」

という意味があるそうです。

 

密のように甘いというのは

尿に糖が混ざるということからわかりやすいかと思います。

 

しかし水が流れ出るとは

一体どういうことなのかわかりますか?

 

糖尿病になると起きる症状とは?

 

水がたくさん流れ出るとは

尿量が増えるということなのですが

ではなぜそのようなことが起きるのかを説明します。

 

すごく簡単にいうと、

血液中の糖が濃すぎることで

それを薄めるために細胞内の水分が血管内に取り込まれて

血管内の水分量が増え過ぎてしまうためです。

 

 

そのせいで肌が乾燥しやすく

喉も乾きやすくなります。

 

そのため糖尿病になると

多飲・多尿・口渇感という症状が出現するのです。

 

皮膚が乾燥するということは、

細胞内が脱水傾向ということにもなります。

 

皮膚が乾燥すると、バリア機能が低下し

痒くなりやすく、外力にも弱くなってしまいます。

 

さらに糖尿病は免疫力が低下しやすく

傷などが治癒しにくくなるという特徴があります。

 

そのため基礎疾患とも言われるのですが

そういう状態で皮膚に傷ができたり、

デキモノがあったりすると

 

そこから感染し、感染が全身に広がり

敗血症という状態になることもあります。

 

僕は以前ICU(集中治療室)で働いていたのですが

その時、糖尿病や傷を放置していたことで重症化して

敗血症から重篤な状態になったり、

足を切断しなければならなくなった人を多く見てきました。

 

それくらい本当に

糖尿病に伴う傷は放置してはいけない

ということです。

 

日本で最初に糖尿病になった人物

 

ちなみに日本で一番最初に糖尿病になった

と言われている人物は

 

古典や舞台などでも有名な源氏物語の主人公

光源氏である藤原道長と言われています。

 

当時の日記には

「喉が渇いて水をたくさん飲んでいたこと」

「人の顔が見分けられなくなったこと」

「背中に大きな腫れ物ができたこと」など

が書かれていたそうです。

もしこれが糖尿病だったと考えられるのであれば

症状として多飲、多尿、口渇感があり

背部に膿瘍があり、

そこから感染し敗血症となったと考えられます。

 

 

そして人の顔が見分けられなくなったとは

糖尿病合併症の一つ糖尿病網膜症

が起きていたと考えられます。

 

糖尿病で有名な合併症は主に以下の3つです。

  • 糖尿病網膜症
  • 末梢神経障害
  • 糖尿病腎症

この中で特に糖尿病網膜症が発症しやすい

と言われています。

 

 

皆さんも会社の健康診断などで血液検査を

受けたりしたことがあると思いますが

 

 

その中の検査項目でヘモグロビンA1c

という項目があると思います。

 

ヘモグロビンA 1cの細かい説明は省きますが

この検査項目の基準値が6.0%未満

基準値内とされています。

 

なぜか6.0%未満が基準値なのかというと

HbA1cがそれ以上高くなってくると

糖尿病網膜症の発症リスク

が高くなるためです。

 

 

血液検査項目で

ヘモグロビンA1c」や「空腹時血糖」

高いと良くないというのはなんとなく

理解できると思うのですが、

 

その検査項目が異常値だと

なぜ良くないのかがわかると

検査の見方も受け取る印象も変わってきませか?

 

ここまで糖尿病の語源や歴史から

  • 糖尿病がどのような病気なのか
  • 糖尿病の症状がどういうものなのか
  • 血糖値が高いとなぜ良くないのか

についてお伝えしてきました。

 

今回の記事はここまでになりますが

 

別の記事で最後に話した

糖尿病に関する検査項目の理解を深めるために

血糖検査項目の読み方についてまとめようと思います。

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました!